事務所案内
オーキッドFP税理士事務所
所在地 | 〒101-0032 東京都千代田区岩本町3-8-8 中和秋葉原ビル4F-10 |
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営業時間 | 平日10:00~17:00 ※ご相談は土日祝日も対応しております。(要予約) |
東京都千代田区岩本町にあるオフィスにてご相談を承っております。 ・JR各線「秋葉原駅」昭和通り口徒歩7 分 ・東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」A4出口徒歩3 分 ・つくばエクスプレス「秋葉原駅」徒歩7 分 ・都営新宿線「岩本町駅」A4出口徒歩3 分 |
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代表プロフィール
オーキッドFP税理士事務所代表の大矢亜希子と申します。
この度は当事務所のウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
簿記好きが高じた私が税理士を目指したのは23年前のことでした。
資格を得てから今まで、会社経営者や法人の経理担当者、あるいは個人事業主の方々が安心して事業に取り組めるよう、専門家の立場から会計や税務の面において種々のお手伝い、サポートをしてまいりました。
そういった私の今までの経歴をエピソードを交えて私のプロフィールとしてご紹介したいと思います。
会計事務所でのアルバイト
大学生の時にたまたま学習した簿記。
その面白さにはまりました。
簿記を極めた先に税理士という職業があることを知り、会計事務所でアルバイトを始めることを決めました。
「税理士は結婚しても子供が産まれても仕事が続けられる専門職である」という資格の紹介本のフレーズに惹かれたこともあり、税理士を目指すようになりました。
会計事務所へ就職
大学院卒業後は会計事務所に就職し、巡回監査担当員として、法人、個人あわせて20件ほど担当しました。
個別担当制の下、伝票入力、月次データ分析、決算打ち合わせ、申告書作成等、中小企業を対象としたきめ細かな税務サービスを提供していました。
当時、中小企業の社長さんのやる気にみちあふれた事業計画の話を聞くことが好きでした。
キラキラした話を聞いていると、「私も頑張ろう」と思っていました。
ただ、次第に大企業の会計税務にも携わってみたいという思いが強くなり、外資税理士法人への転職を決めました。
外資税理士法人では、主に外資大手企業を年30件ほどをシニアスタッフと共に担当しました。
そこで外国税額控除、過小資本税制、租税条約、移転価格等基本的な国際税務を習得し、税務申告作成及び申告レビュー業務の経験を積みました。
外資税理士法人では優秀な人が多く、レベルの高い仕事を要求され続けられることに非常にやりがいを感じながらも、今考えると少し疲れてしまっていたのかもしれません。
その頃に夫が海外(アメリカ)勤務となり、私もアメリカへ帯同することとなったため、会社を退職しました。
アメリカ・NYとフィラデルフィアでの生活
小学生の頃、2年間ほど父の仕事の関係でイギリスに滞在していたことがあり、海外生活は2度目でした。
イギリスでの生活の記憶は、現地校に通っていたので英語には苦労したものの周辺各国に旅行したり、楽しい思い出が多かったため、アメリカ生活にも期待をして渡米。今後の仕事のためにも英語をブラッシュアップし、アメリカ滞在中に米国公認会計士の資格を取ろうと目標を立てていました。
しかし、実際に生活をはじめてみると自分の英会話力のなさから自信喪失気味になり、日本にいたら税理士のキャリアを継続できたのに、という思いも湧き上がり、買い物以外、自宅にいるという引きこもり生活に・・・
同じく引きこもり生活をしていた夫の友達の奥さんとたまたま、意気投合し、友達ができたことで、救われました。お互い英語が母国語ではなかったので、伝え合いたいことを身振り手振り交えながら、必死に色々な話をしました。
その後元気になったものの、1年半の滞在期間中に当初のキャリアアップの目標は果たせませんでした。孤独に涙し、人とのつながりに感謝することが多かったアメリカ生活は、私の様々なこだわりを一度フラットにさせ、自分にとって大切なことはなにか?見つめる期間になりました。
帰国後、再び海外へ
2007年にアメリカから帰国。出産があり、子育て中心の生活へのシフトしていく中で、税理士の登録をいったん抹消しました。そして、子供の成長に合わせて、在宅勤務やパートの形態で会計事務所にて再び働き始めました。
数年後に再度夫が海外に赴任することになり、家族で帯同してシンガポールでの生活が始まりました。アメリカでの生活とは違い、小さい子供が2人いました。平日は朝の7時にはスクールバスが来るので、毎日、寝坊しないか、お弁当をちゃんと作れるか!?ハラハラドキドキしていたのも、今ではいい思い出です。
シンガポールでは日系の会計事務所に就職し、4年弱の間、シンガポールに進出を検討する日系企業へのアドバイス、新規法人設立のサポート、会計税務申告業務などに従事していました。
仕事上で出会ったシンガポールに移住している方々と話している中で、FPの力を借りて資産を大きく出来たから海外で暮らしてみたいという希望を叶えることができた、という話を何度となく聞いているうちに、日本で私が担当してきた資金繰りに苦しむ中小企業の会社の社長さん達を思い起こしていました。
もし、私が会社の税務会計だけではなく、社長個人のパーソナルファイナンスについてもアドバイスが出来るようになれば、社長やご家族のライフプランの選択の幅が広がり、社長やご家族の望む暮らしを資金繰りという側面から直接サポートが出来るかも知れない!家計と事業のお金周りの相談をまとめて引き受けられるようになりたい、と思うようになっていました。
今まで自己流で行ってきたFP業務について、勉強をしっかりし直しFP税理士として活動しよう、そう心に決め2017年の夏、日本に本帰国しました。
2018年4月オーキッドFPサロン開業
志をたてたものの、帰国直後は子供のサポートで手一杯な状態でした。シンガポールという常夏の国から日本の四季がある気候の変化に肌が最初はなじめず、病院通いが続いたり、帰国子女として中学受験もありました。
落ち着いた頃、シンガポールでお世話になっていた会計事務所の日本の事務所に所属税理士として再登録をしました。同時にFP会社のFPプロ養成講座を受講し、金融・税制・不動産・住宅ローン・保険・教育資金・年金制度の知識のブラッシュアップを行い、様々なロールプレイングを通し、具体的なFP業務について学びました。
FP業務の中に「ライフプランシミュレーション」というものがあります。
これは、就職、結婚、出産、子育て、マイホーム購入、定年退職などの人生の節目にどれくらいのお金がかかるか等を把握して、人生設計をたてるお手伝いをするものです。
もし、シミュレーションの結果が厳しいことになっても、改善策をご提案することで、お客様に笑顔になっていただけます。
「お客様の未来のことを一緒に考え、お客様とともに笑顔になりたい」という思いをもって、2018年4月に「オーキッドFPサロン」を開業しました。
私の目指す、FP税理士になるためには、税務相談を自分の判断で受けられるように母体として税理士事務所の開業が必須と考えていました。
そこで、FP相談業務を行いながら、1年かけ税理士事務所の開業準備を行い、新年号になるのと合わせ、2019年5月、「オーキッドFPサロン」を「オーキッドFP税理士事務所」としてリニューアルオープンしました。
2019年5月オーキッドFP税理士事務所開業
開業して間もなく、私のブログを読んだ個人事業主の方から、いろいろな税理士さんのホームページを探して私のホームページにたどり着いたというご連絡がありました。
このお客様は、顧問契約とFP業務の両方のご依頼をいただきました。
このような経験を積んでいくにつれて、「私の強みである税理士業務にFP業務を組み合わせることでお客様の力になれる」ということを実感するようになりました。
相続業務の開始
個人のお客様からのご相談が増えてくると、相続に関するご相談も多くいただくようになってきました。
大事なご家族を亡くされ、いろいろご心配もつきません。
しかし今後の生活を少しでも安心して過ごせるように、大事な資産を守り育てることも重要です。
そういった残されたご家族のサポートをさせて頂きたいという思いから、相続に関する業務にも力を入れ始めました。
相続税の申告には、お客様にもたくさんの資料の準備をお願いすることになります。
申告が終わった時は、お互いに労をねぎらい、喜び合う感じでしょうか・・・・それはもうほっとします。
相続業務で、特別代理人の選任の申立の承認に少し時間がかかったことがあり、相続税の申告期限5日ぐらい前まで、承認書が届くのをギリギリまで待って、申告したことがありました。
申告期限までに承認書と共に申告が出来ない場合は、いったん仮で申告し、その後承認書を添えて確定した内容で改めて申告する必要があります。
お客様にとっても、私にとっても2回申告をすることになるので避けたい事態でした。
司法書士さんが裁判所に掛け合ってくれたこともあり、なんとか承認書が届いたので申告期限に間に合いました。
お客様と司法書士さんと税理士との連係が上手くいった、という点でとても嬉しかったです。
そのお客様からは「私は運が良かった。自分がSNSとかしていれば『法定割合でなく、自分が100%相続することも出来ますよ!』と書き込みたいぐらいです。」とおっしゃっていただきました。
この申告は、「同じように未成年者の相続人がいる相続で悩んでいる方の力になりたい」と思うきっかけになったという点で印象に残っています。
開業して感じる「やりがい」
当事務所では個人事業主として起業されたばかりの方のサポートもおこなっています。
今までまったく経理業務をされたことがないお客様が、領収書整理から会計データの入力までできるようになり、会計データが意味する所まで理解を深めていただいた時はお客様に少しでも貢献できたと嬉しく感じます。
会計のサポートをさせていただいているお客様と何度がお会いしていくうちに、会社の会計の話以外で、お客様のプライベートな話から、家計の相談や保険の見直しなどご相談をいただくこともあります。
これは私を信用してくださってのことだと思いますので本当に感謝しています。
また、お客様に「大矢さんは、おせっかいだね。でもありがとう」と言われた時も嬉しかったです。
開業当初の「お客様とともに笑顔になりたい」という思いの通り、お客様に笑顔になっていただくことに「やりがい」を感じています。
最後に
長いプロフィールを最後までお読みいただきありがとうございました。
私は大学生の時に簿記にはまって税理士になりました。
そして2度の海外生活を経て自分自身がライフプランシミュレーションの重要性を認識するようになりました。
こういった経験から、「税務」「海外」「ライフプラン」という私の3つの強みができました。
今までの経験からえたものをお客様に少しでも役立てることができれば、これほど嬉しいことはありません。
事務所名に含まれているオーキッド(蘭)は私が滞在していたシンガポールの国花なのですが、花言葉の中に「幸せが飛んでくる」という意味が含まれています。
「ご縁を頂いた皆様の幸せにつながるお手伝いがしたい」という願いのもと、皆様との新たな出会いに備え、これからも最新の情報・スキルを身につけ、一つひとつの大切なご相談と真摯に向き合えるよう日々、精進していく所存です。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
2020年5月